介護の世界に転職して大変だったこと その2,夜勤は1人で20人の支援をしないといけない。

介護の世界に転職して大変だったことで、夜勤が始まった時は「本当に朝まで1人でやり切れるかな?」と不安になりました。

1人で20人の入居者様の支援を行わないと行けません。施設によって違うと思いますが、私の居たところは午前7時までに全員起床して朝食を召し上がっていただけるよう準備が終わっていないといけません。

早い時間だと午前4時前から起床の準備が始まります。入居者様だってそんなに早起きしたくない人や、もう早くから起きて準備したい人まで様々です。入居者様の状態に合わせて起床支援を行い、整容を済ませて食堂にお連れしていきます。

夜間帯は入居者様が寝ているということもなく、30分~1時間毎に皆さん目を覚ましてトイレに行きたくなったり、ご家族を探してベッドから離床していたり、何となく職員を呼んでみたり、とにかく忙しいので朝まであっという間に時間が過ぎていきます。自分が受け持つ委員会の仕事をしたり、溜まっていたデスクワークを行いたいですが、時間がないので「自分の仕事はほとんど何も出来ない」というのが普通ではないでしょうか。休憩時間も全く取ることが出来ません。休憩しようとするとコールが鳴るのが日常です。

夜勤帯は予想外の事が起こりやすい

1人で20人の支援ですから、日中帯に比べても想定外の事が起こりやすいです。ベッドからの転落、ベッドから離床しようとして転倒、心筋梗塞、心不全、突然死、体調不良による嘔吐、etc….色々な事が起こります。

巡視は2時間に1回と決められていますが、お看取り対応の利用や様は1時間に1回巡視します。この巡視行動中も凄い緊張します。居室に入って呼吸が正常なのか、体調に変化はないか確認していきますが、ここで異常が発見された場合、直ぐにバイタルを計測して看護師に緊急のオンコールを行います。

日中帯は他の職員が居るので何かと助けて貰えますが、夜勤帯は1人しか職員がいません。1人で対処するしかないので、この緊急対応時でも他の利用様のトイレ誘導や、おむつ交換、離床して転倒の可能性があれば安全な場所に誘導等、「緊急対応時でもずっと緊急対応に時間を割けない」というのが実情です。そうすると更に予想外の事態が発生して、第二の緊急事態が発生してしまうような悪循環が発生します。

1年に数回しかないような想定外の緊急事態も精神や体力を凄まじく消耗させます。慣れるまでは本当に大変なのが夜勤ではないでしょうか。

慣れてしまえば結構楽に乗り切れる

夜勤は慣れてしまえば簡単だと言う人がほとんどだと思います。半年以上が経過すると1人、1人の入居様の状態を把握することができ、何が起こるのか事前に分かるようになります。時間で何をすれば良いのか予想がつくので効率的にタスクを終わらせる事が出来るようになり、緊急事態が起こっても冷静に次は何をすれば良いのか?体調不良ならどの様な観察ポイントがあって、どのように対処していけば良いのか分かってきます。

夜勤の時間帯は職員が1人しか居ないということは、逆に考えれば1人で自由に仕事することが出来る時間です。他の職員に気を使った動きをする必要がなく、自分の仕事をするには一番良い時間なので、溜まったデスクワークを片付けたり、企画の準備を行ったり、自由に仕事をすることが可能になるので、慣れるまでは利用者様の状態を頑張って覚えていくしかありません。

夜勤は准夜勤、フル夜勤の2種類がある

夜勤には準夜勤(22時30分~07時30分頃)フル夜勤(16時30分~09時頃)と2種類あります。施設により準夜勤、フル夜勤どちらを採用しているのか違います。

準夜勤の場合は、「夜勤明け、次の日に早番」がほとんどなのではないでしょうか。フル夜勤の場合は「夜勤明け、次の日休み」となっています。準夜勤は勤務時間が短いのが特徴ですが、次の日に早番等の勤務があるので、休みがほとんどなく、24時間以上しっかり休める日が月に数回しかありません。しかし、フル夜勤に比べて体力の消耗が比較的少ないのが特徴です。フル夜勤は16時に夜勤入りして夕食の支援から始まり、就寝支援、起床支援、朝食支援、と「遅番、夜勤、早番」の3種類の仕事をこなさないといけません。

「夜勤明け、次の日休み」ですが、消耗しきってしまった体は体力が戻るのに結構時間がかかります。明けの次の日が休みでも、その休みの日に会議等入れられてしまうと休むことはできなくなります。少ない人数で1つのユニットを運営しているので、会議等は必ず明けの日や休みの日に当たってしまう職員さんも出てきます。

どちらの夜勤が良いかは、「人による」と思います。私は準夜勤の方が体力の消耗は少なかった気がします。体力の消耗が少ない夜勤を数こなす方が稼ぐのも楽な気がしますが、いかがでしょうか?

お休みが少ないのは大変問題ですが、フル夜勤で疲れ切って次の日も殆ど動く気になれないよりは、ましなのかな?と思ってしまいます。

 

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