食事介助で誤嚥性肺炎になるのを防ぐには? 口腔内の細菌は怖い

誤嚥性肺炎

介護士が食事介助で口腔内に無理して多量に詰め込んで、咽込んだりすることで後日誤嚥性肺炎になることがわりとよくあります。
そんなつもり無くても、ついつい口の中に入れすぎてしまうことありませんか?
食事介助を早く終わらせて、他の仕事に入りたいと思ってしまっていたら危険です。
食事介助ほど根気のいるお手伝いは無いと思います。
入居者様が咀嚼嚥下するのを見守る以外手伝えることがありません。
職員のペースで仕事を進めようがないので、食べるペースが遅い入居者様にイライラしてしまう職員がいるのも事実。
特に昔の介護業界にはそんな職員が多かったみたいですが。・・・・・仕事の量が半端ないから仕方ないかもしれませんね。

とにかく、介護現場は常に忙しい。結果、急いで食事介助を行い、誤嚥させてしまう。
誤嚥を起こしにくいシステムを考えてみました。

誤嚥性肺炎を防ぐためには

誤嚥性肺炎を防ぐためには、システムを変更する必要があります。
どのようなペースで食事介助するのか?食物の大きさは?食物の湿潤は?何から食べる?
等、人により食事介助する方法はマチマチです。
介護士により価値観が違うのだから当たり前ですよね。
これを統一した規格にしようと思っても、まあ絶対に上手くいきません。
細かいルールを幾ら作っても、そのルールを厳守できる現場なんて存在しないのですから。

ルールを作るのではなく、システムを変更するのが正解です。
キッチンに少スプーンしか置かなければ良いのです。
少スプーンしかなければ、少スプーンで介助するしかありません。
口腔内に入れる食物の量を介護士に任せるのではなく、強制的に最大量をカットしてしまうのです。
こうすることで、時間がないからと無理やり大量の食物を口腔内に詰め込むことができなくなります。
スプーンの大きさと誤嚥性肺炎
併用して、誤嚥性肺炎がどれだけ恐ろしいものか教育していくと効果が現れます。

介護現場で誤嚥性肺炎は身近な存在

「ん~何だか微熱が続くな~」と思っていたら誤嚥性肺炎だった。
ぼ~と、していたり、食後すぐに疲れてぐったりしたり、元気がなかったり。
誤嚥性肺炎の症状は色々です。
普段と違うなかな?と思ったら誤嚥性肺炎だったというのはよくある話です。
介護の現場では、肺炎を起こす事が当たり前のような現場もあります。

なぜそこまで、誤嚥性肺炎が多いのか?
一番の原因は、口腔ケアをしっかりできていないことだと思います。口腔内の細菌を唾液と一緒に誤嚥することで肺炎を起こしている。
次に多いのは、食事でムセこんでいるうちに食物が肺に入ってしまうこと。
これは、食事支援中に介護士が速いペースで詰め込みすぎるのも大きな原因だと思います。

口腔内の細菌を取り除くため、歯ブラシは2種類は使いたい

口腔内を清潔に保つためにも、歯ブラシは最低でも2種類は用意したいです。

  • タフトブラシ
タフトブラシ
タフトブラシ

先が尖った形をしており、歯の間を掃除するのに向いています。
この歯ブラシジャないと取れない汚れが多いです。
歯の内側も綺麗にできるので、これ1本ですごい万能感。

  • 普通の歯ブラシ
通常の歯ブラシ
通常の歯ブラシ

ブラシの面積が大きいので、平らな歯の表面を磨くのに向いています。
私は大きな面積を効率よく磨くのに使用していますが、細かい隙間汚れが取れないので、この歯ブラシは補助的に使用しています。

スプーンは一番小さいものだけ使用する

スプーンは一番小さいものを使用します。
大、中のスプーンは食事介助に向いていません。
高齢者の口がそんなに大きくないので、大スプーンは口腔内に入りにくい。
中スプーンも食物を多量に運べてしまうので、誤嚥に繋がりやすい。
また、スプーンは口腔内を傷つけにないよう、シリコン製がベストです。シリコンタイプのスプーン
たまに噛んでしまう入居者様もいるので、金属製は避けるのが無難です。
噛んでしまった時に歯がかける事もあるし、冷たい金属が口腔内に不快感を作り出す要因になります。
小さなスプーンで焦らず食事介助して、食後は口腔ケアを丁寧に行いたいですね。

この記事の関連タグ
 

Message