食事を詰まらせて窒息死するのは自立している利用者が多い

窒息の危険

食事を詰まらせて、窒息死するのは自立している入居者様が多い。
なぜ、自立している入居者様ほど窒息の危険性があるのか考えてみた。

窒息の危険性1 見守りが疎かになる

一番の原因は自立していればいるほど、見守りが疎かになることだと思う。
自分で食事をしている入居者様ほど、介護員は安心してしまい見守りしていないことが多い。
自分の事を思い出してみても、食事支援が必要な入居者様の事は凄い注視しているが、自分で食事を召し上がることが出来る入居者様を注視しているかと言われると、「そこまで注視していない」のが本音だ。
事実、誤嚥を起こして激しく咽こんだ入居者様は支援中であった場合が多く、自立の入居者様がそこまで激しく咽こんだのはほとんど経験がない。
なので、油断してしまうと思う。

窒息の危険性2 自分で食べられる人が何故窒息しやすいか?

認知症で食事を自力摂取出来る人は、一気に食べ物を詰め込む傾向があるようです。
食べ物の大きさを認識できない、形状を認識できない、スピードを調整できないetc……
認知機能が低下すると、問題なさそうでいて、危険な状態だったりします。
食べるのが早い人は特に危険です。
この様な人が窒息した場合、気道が食べ物で閉塞してしまい、咽こむ間もなく窒息してしまいます。
こうなってしまうと全く時間の猶予は無いです。
気づくのが少し遅れただけで命に関わる重大な事故になります。
気づけたとしても助かるか分かりません。
また、普段から異食と言って、食事以外の物を口に入れてしまう人も認知機能が低下しているので危険です。
おしぼりと食事が見分けられないで、おしぼりを噛んでいた何てことはよくある話です。

居室で一人、食事を召し上がる入居者様が特に危険

何らかの事情により、居室で一人食事をされる入居者様が居ます。
その様な入居者様が一番危険です。
職員は窒息していたとしても気づく事が出来ません。
実際にユニット式の施設で、居室で一人食事をされていて窒息してしまったケースは多いです。

窒息事故を防ぐために、大丈夫そうな入居者ほど注意して見守りする

大丈夫そうな入居者ほど、食べる速度や食べ方を注意して見守りする必要があります。
どのくらいの速度で食べるのか?どのように口に入れて食べるのか?咀嚼は?
観察ポイントは沢山あると思います。
もし普段と違う食べ方をしていたら、一度休憩していただく等の対応で事故を防ぐことが出来ます。

数秒後に何が起こるか分からない

ほんの数秒後には窒息してしまい、呼吸が停止するかもしれません。
後悔しても、取り返しがつかない状態です。
ほんの少し、見守りと適切な対応をするだけで事故を防げます。

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