精神疾患の疑いがある施設職員との関わり方

精神疾患をもつ職員

なぜか、介護施設には精神疾患が疑われる職員の割合が多いと思います。
一緒に働くのは何かと大変。
今回は、精神疾患が疑われる施設職員がいるとどうなるか?介護施設の現状を考えてみます。

忙しいとパニックを起こす職員

明らかに言動がおかしかったり、態度が急変したり、一緒に働いていると本当に疲れます。
忙しくなるとパニックを起こし、言動がキツくなって、ものに当たり散らす職員。
元々のキャパが少ないのも原因の一つかと思いますが、その言動や行動が常軌を逸しています。

  • 大声で叫んでものに八つ当たり

「もうダメ。できない。頭の中がいっぱいいっぱいだ!!」と言って、窓をピシャン!!と閉め、利用者の食器を投げ捨てる職員。
突然の事に他の職員は呆然としてしまいます。
何が起こったのか分からないからです。
だんだんと眼つきがおかしくなり、喋らなくなって「何をするかわからない」という雰囲気に・・・・・
これは周りの職員が恐怖で固まります。
男性職員に多い、物を破壊するタイプです。

  • コールが幾つも鳴り、対応の限界を迎えると利用者に叫ぶ職員

コールが幾つも同時に鳴ることがあります。
まあ、普通の事です。よくあります。
が、その職員は急に「何のようなんですか!」と大きな声で利用者に叫んでいます。
一度怒りのスイッチが入ると他の職員にまで当たり散らす始末。
最後には誰とも会話が成り立たないくらい、何を喋っても怒鳴り散らしてしまいます。
こうなるともう相手にしたくないと、距離を置くしかありません。
女性職員に多い、ヒステリー型パニックです。

こんな職員ですが、病名が付いているわけではありません

病名が付いているわけではありません。なぜなら一度も病院へ行ったことが無いからです。
施設側も、精神疾患があるとして雇っていません。常人として他の人と同じ給料で雇っています。
病院へ行ったとしてもごく軽いものとして病名はつかないと思います。
しかし、突然パニックを起こす。
他の職員からしたらそんなに忙しいとは思えない状況でのパニックです。

その職員だけがパニックを起こしている。
はじめは不思議で仕方ありませんでした。
しかし、よく観察すると次のことに気づきました。

精神疾患と思われる人は頭で一度に処理できる量が常人より少ない

そもそも、頭で一度に処理できる量が常人より少ないです。大量の情報が一気に入って来ると、フリーズするのではなく、暴走へと転じます。
想定外の事が起こるとイライラして、既定路線に戻せないと解ると、怒りが爆発します。
だから何が何でも1日のルーティーンを変えたくない人が多いです。
介護の現場は、安定していると1日のルーティーンは同じ様な感じで続いていきます。
しかし、何ヶ月か安定していても激変するのが介護の現場です。
昨日まで元気だった人が急にいつ亡くなってもおかしくない状態になることもあります。
こうなると、昨日と同じ仕事をするわけにも行きません。
全く違う組み立てをして、仕事を廻さなくてはいけなくなります。
全ての介助の順番が入れ替わるし、ご家族の対応もしなくてはいけない、洗い物やシーツ交換等の日常業務もある。
その変更が一気に来ると、パニックでおかしくなるのです。
常人であれば、パニックを起こさず一つ一つ優先順位を決めて片付けていきます。
しかし、精神疾患と思われる職員は優先順位をつけることが出来ません。
というか、順位付けがすごい下手くそです。
その結果、全く無関係の仕事に手を付ける事があります。
一種の現実逃避なんでしょうか。
忙しいのに縫い物とか・・・・・・・
全く理解できません。

対処方法

対処方法は、とにかくフォローすることです。
フォローして、フォローして、常人の半分以下の仕事量まで負担を軽減してあげます。
すると、正気に戻ったりします。
または、おかしくなる前に休憩させます。
休憩することで、一度忙しい状況から離脱させます。
休憩から帰って来る前に仕事を片付けておけば、帰ってきてからもおかしくなることはありません。
忙しい状況の中に置かないことが一番です。
しかし、この方法は常人の人が潰れますね。

介護員を介護するという理不尽な状況

介護員を介護するという状況のなにが理不尽かと・・・・・・全部理不尽です。
利用者の介助は仕事です。
しかし、介護員の介助なんて現場の仕事ではありません。
「お互い様じゃないか!」と言われそうですが、そんな忙しくもないのにパニックで八つ当たりする人なんていません。
利用者に当たり散らす人もいません。

そのようなことをするのは障害を持っていると思われる人だけです。

しかも診断が付いているわけではないので、常人として働き、給料も一緒です。
が、周りからフォローされて、常人の半分以下の仕事量で済んでいます。
こんな理不尽があるでしょうか?

結果、精神障害を疑われる職員は仕事を干されて職場から追放されてしまうのです。
追放できればまだ良い方です。逆恨みされ、入居者への暴力となったりしたら目も当てられません。

心が病気の介護員をどうすればいい?

難しいですが、本人と周りがハッキリ「病気」と認めれば良いのです。
病気と認められれば、組織もそれなりの雇い方をします。
そして、雇った限りはフォロー体制を作ります。
しかし、病気ではない「変わった性格なんだ」と病気を認めないでいれば、全員が不幸になる。
「あなたは病気なんだから治療が必要です」と言える環境。
差別でも何でも無い。病気と認めた事で、病気を治せる環境。
その様な環境を作ることが大切です。
が、まだまだ精神的な病に偏見が強い。 
本人も認めたくないし、周りも本人には言えません。
精神的な病気となった瞬間に、世間からは存在を抹殺されてしまいます。
誰も関わらないし、誰も話を聞こうともしなくなります。
「あの人は病気だから」で全部終わらせてしまいます。
結果、病気がもっと重症化して、様々な事件に発展していく。

施設は対応策を考えろ

放っておくと周りの常人まで病気になります。精神疾患が疑われる職員のOJT中、何度やっても覚えないのは仕方ないにしても、パニックになると指導員に切れては物に当たるので、ノイローゼになった指導員もいます。
施設は対策を打たなければ、常人の職員から辞めていくことになるでしょう。
基本的に精神疾患がある職員は辞めようとしません。
環境が変わるのを嫌がるからです。
ユニットの数人が疾患持ちという恐ろしい状況になるかもしれません。
突発的に虐待をして、大きな事件になる前に施設には精神疾患が疑われる職員に対応する義務があると思います。

施設は個人的な問題として、介入を嫌がる

日常生活に大きな支障が出ないほどの精神疾患です。早めに病院へ行けば治るかもしれません。もしくは気持ちに余裕を持たせることで治るかもしれません。
組織として対応してくれれば解決出来る問題だと思いますが、施設はこの手の問題は面倒なので、絶対に介入しようとしません。
周りの職員で優しくフォローしてくださいと言われてお終いです。
一度介入してしまえば、組織として責任を持たなければならない。
ならば、現場に押し付けて逃げたほうが良いと判断します。

その様な職員がいる現場からは自分が真っ先に逃げましょう。
精神疾患が疑われる職員を介護する=自分かおかしくなるということです。

この記事の関連タグ
/
 

Message