排泄支援時にベッドを上げるのが面倒くさい。が、ベッドの高さを変えないと腰がイカれる。

ベッドの高さ調整

電動ベッドを使用している施設が多いし、今や当たり前なのでは無いでしょうか?
このベッドは高さを変えることができるのが嬉しいです。
が、入居者様が臥床している時は基本的にベッドは一番底床の位置になっています。
職員が排泄介助に入る時は、そのベッドを自分が作業しやすい位置まで上げてから作業を開始して、終わったらまた最低床の位置に戻して退室します。
本当は良くないんですが、この作業が面倒くさい。
ベッドの上げ下げだけで数十秒を浪費する。職員の体感的には1分以上に感じてしまいます。
この作業を10床も20床もやっていると、「もうベッドの高さ変えなくてもいいじゃん」となってきます。
次の作業が頭を支配して、勝手に時間が無いような錯覚を起こしてくるからです。

そしてベッドの高さを変えてなくなっていった

どうしても作業に時間がかかる、排便が確認できたときのみベッドの高さを変えて丁寧に早く作業する方法に変更することに。
こんな作業をしていて思ったのは、「そもそも中腰を止めれば良いんだから、しゃがんだり、ベッドに座ったりして作業すれば負担にならないのでは?」という事。
側臥位にする時は、協力動作が可能な場合は、柵を持ってもらって側臥位になる。その間も職員はベッドに腰掛けていたり、しゃがんだままで、中腰にはなりません。
しかし、協力動作ができない場合は、柵を持つこともできないので、職員がベッド横に立って入居者様の体を支えて側臥位にします。
だから必然的に協力動作無しの入居者様だと、ベッドの高さを変えないと腰に負担が掛かります。

時間が無いと協力動作や排便の有無に関わらず、ベッドの高さを変えなくなっていく

結局忙しくて時間がないのを理由に、ベッドの高さを変えないで介助に入ることが当たり前になってしまいました。
結果、腰はガタガタになり、ヘルニアの後遺症である坐骨神経痛が悪化する事に。
私は、意識しないでいましたが、作業する高さが違うだけで腰の負担は全く変わってきます。
長く介護を続けようと思ったらベッドの高さは絶対変えたほうが良いなと、今更反省しています。

ベッドの高さを変える時間

ベッドの高さを変える時間を計算すると、
20床の排泄交換で、20×20秒=6分40秒
たったの6分40秒程度でした。
職員の頭の中では、全部で20分以上かけている感覚でしたから、いざ時間を測ってみると「こんなもんなんだ」と。
ベッドを上げるのに10秒。下げるのに10秒で、合計20秒ほどでした。
結果、20床で6分40秒の手間をかけるだけで腰の負担が減るのです。
この7分弱の手間を惜しめば、腰の負担が蓄積され、早々と仕事が出来ない体に。
考えてみたら怖いですね。
勝手に(この作業は時間が掛かりすぎる)と錯覚を起こしてしまうのが。
なので、最近はちゃんとベッドの高さを変えて支援を実施しています。

次の介助や作業のことは考えない。目の前の介助に集中する。

いつも次の介助や作業を気にしすぎて、時間が無いと錯覚を起こしていましたが、やっぱり自分の体にも入居者様にとっても良いことは無いみたいです。
「次はあの仕事があった。早く終わらないと、もうこんな時間だ。」という思考そのものが害になっている事を自覚するようにしました。
今目前の介助だけに集中することで、効率も上がり、自分の体への負担も減ることに気づくのに結構な時間が掛かった気がします。
慣れが一番怖いのは解っているのに、解っていないものです。

 

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