固定費削減するのは良いけど、職員の仕事増えすぎて仕事が回らない。専門職ってなに?

雑務

今、介護施設は競争が激しくなり、経営にも影響が出ている施設が多い。
経費を削減しないと売上が落ちてしまう。

経費削減は売上を増やすよりも簡単に利益を増大させることが出来ます。

利益を増やすためには、新規の顧客を増やすより簡単なのが経費削減です。
介護施設の場合は、外注にしていた仕事を施設の職員にヤラせれば済む話です。
そこで、一番はじめに切られるのが施設を掃除する業者です。
そして、清拭タオル等を納入する業者です。
すると、掃除は職員が毎日行わなければいけなくなります。
清拭タオルも職員が毎日洗って畳まなければいけなくなる。
お風呂のバスタオルも職員が洗って畳む。
ただでさえ忙しかった状態から更に忙しくなる。

問題は介護員が専門職として力を発揮できなくなる

一番の問題は介護職員が専門職としてではなく、ただの雑務屋さんに成り下がることでしょうか。
仕事の内容が、主に洗濯と掃除に重点が行き、排泄や身体支援がおまけのようになり、入居者と介護員の「人と人との関係」は殆ど行わず。
という感じで、介護員が専門職として仕事をする事が出来ない状態になります。
高度な介護とは無縁な単純作業を主とする施設の出来上がりです。
名ばかり専門職って言われても仕方ないと思います。
仕事を分担して行うからこそ専門職としての仕事が出来るのであって、何でも介護職員にやらせるしかない現状は、更に離職者を増やす事になるのではないでしょうか。

そもそも運営側が介護職員を専門職として認識していないケースも有る

そもそも運営側は介護職員の事をどう思っているのでしょうか?
無資格無経験でも出来る仕事=誰にでも出来る単純作業。
という認識では無いでしょうか?
介護員とは、特別な仕事は何一つ出来ないものだと思っています。
実際、施設側は介護員を「無資格無経験でもできます」と言って求人する事が当たり前です。
簡単な仕事を覚えてもらうだけ。専門職としての経験や知識は必要ない。と考えています。
しかし、入居者様からのクレームが来ると、介護職員には「専門職として自覚がない」と言ってしまったりします。
結局、都合が良いだけの「労働者」なんです。

一度手放した外注業者は二度と戻ってこないと思った方が良い

現場で働いている介護職員は、施設側が一度手放した外注業者が戻ってくることは二度と無いと覚悟したほうが良いです。
一度上がった売上は二度と下げることを許されないからです。
また外注して経費を掛けるなんてこと考えられません。ありえない話です。
仕事の分担もあり得ません。
介護員が全ての雑務も行うのが標準なのだから、仕事を分担していた頃に戻るなんてあり得ません。
そして、専門職としての仕事をする時間が無いのが当たり前です。
施設側は、「泣き言を言わないで、専門職として出来ることをしてください。」と平気で言って来ます。
就業時間内で出来ることって何でしょう?

専門職としての力を発揮するって?短時間で無理でしょ

ほんの短時間入居者の話を傾聴する事で、「全てを理解して、ケアの方向性を導き出せ!」とか、排泄等で丁寧に観察できない状況で「身体の異常に気づけ」とか、無謀な事ばかりです。
結果、介護事故が多発。
内出血や皮膚剥離は当たり前。何なら骨折だって年に数件のペースで発生させてしまいます。
改善策なんて考えようがありません。就業時間内にそんな時間無いのですから。
「プロだったら時間を作ることだって出来るはずだ」と無茶な事を言う人もいます。が、それこそ施設運営側の甘えです。

介護職員には専門職として価値の高い仕事をさせるべき

介護職員は専門職です。入居者を支える、価値の高い仕事をさせるべきです。
雰囲気の暗い誰も喋らない、規律とルールが支配する刑務所のような施設にしてしまうべきではありません。
介護員は専門職として、入居者を笑顔にし、技術により生活を支える事が求められます。
死んだように仕事をしている介護員に何の価値があるのでしょうか?

経費削減案が出たら、現場の管理職は話し合い、現場を守る努力をしましょう。

経費削減案が出たら施設は全体で話し合い、より良い案を模索する努力をしてみても良いと思います。
何の話し合いもなく、急に仕事が増えたりするよりは現場の介護員も納得するはずです。
また、現場の介護員は仕事は増えても減らない事を理解する必要があります。
増えたら増えた分だけ、二度と減ることはありません。
減らすには相当苦労します。
なので、「仕事が増える」とう事についてもっと慎重になるべきです。
特に現場の管理職者は、言うべきことを言って、自分たちを守る努力をしないといけません。
小さな仕事でも、一つ増えたら、また一つと、どんどん増えて行くのが介護の現場です。
不思議と減らす努力はしませんが、増やす努力は一生懸命に行います。
介護の専門家ではない、施設側の言い分として「介護職員が暇そうだ」と言うのがあります。
専門職として介護員を見ていないのでその様な発言が出るのだと思います。
「専門職としての仕事をしてもらう」という考えであれば、どの様な仕事をしているのか把握しているはずです。
基本施設側は介護員がどの様な仕事をしているのか把握すらしていません。
現場の管理職はその事を施設側に解ってもらう事から始めないといけません。

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