介護施設のショートステイに配属されて楽しいこと

一緒に折り紙

介護施設のショートステイは毎日のように利用者が入れ替わり、都度居室の模様替えや、センサー類の設置、車椅子など備品関係の準備、荷物チェックと、長期の入居者がいるユニットより忙しそうに思われがちですが、入居者の自立度が高かったり、工夫が必要だったり、商売色が強かったりと楽しい面も多いので紹介します。

利用者が毎日入れ替わる

殆ど毎日利用者が入れ替わります。1泊2日~1ヶ月宿泊するものまで様々。
毎日利用者が入れ替わると、職員は精神的に切り替えを行うことが出来ます。

また、どうしても苦手な利用者や反りが合わない利用者は、必ず退所する日が来るので、それまで我慢すればして乗り切ることが可能です。
ただ、誰にも手がつけられない利用者は、結果として自宅に帰っても生活することが困難になり、ロング・ショートという、長期利用のような扱いになることもありますが・・・・・
この場合は諦めるしかないです。

長期入居のユニットのように、毎日同じ職員、同じ入居者が顔を合わせて生活しているとマンネリ化してしまいます。
何か新しい試みを試そうという気にも慣れなくなります。

しかし、ショートステイは毎回違う顔ぶれなので、何か新しい試みを試すキッカケが沢山あります。

キッカケの実例

〇〇さんは自宅でチューリップを育てていたが、花が咲いたのでショートステイに持って来てくださいました。
他の利用者も新鮮なチューリップを見て、やっぱり生花があるとフロアの雰囲気が明るくなると言います。
後日、職員は数百円の花を買ってきて机に飾るようにしました。
すると、普段居室に籠もり気味だった△さんも、食事以外の時間にフロアに出てきて他の利用者と会話するようになりました。花を見て、心境に変化があったみたいです。

という様なキッカケが沢山あります。職員がその様なトリガーをしっかり使うことが出来たら、いつも新鮮なユニットを演出できるでしょう。

看取りがない

長期入居のユニットのように看取りがありません。
ショートステイは看取りを行わないので、職員の気持ち的には楽だと思います。

看取りは今まで支援してきた利用者が亡くなってしまう喪失感が嫌だという人も居て、中々慣れないものです。
ショートステイでは病院で亡くなったという場合が殆どなので、職員によっては心情的に負担が少ないのではないでしょうか。

家族とコミュニケーションをとりやすい

送迎時にご家族が送ってくださる事もあり、長期入居のユニットに比べて家族と会う機会が多いです。
その際に色々な話をすることができ、利用者の若い頃はどういう性格だった、等の情報を得やすいです。
利用者の生活歴や性格を知り、介助に活かしていく事ができます。
また、入居者が利用中はどの様に過ごしていたのか送迎時に様子をお伝えすることもできます。
足りない物品や、気になったことを家族に知らせることもできるので、送迎時は家族とコミュニケーションをとる大切な時間となります。

利用者の自立度が比較的高い

長期入居のユニットに比べれば利用者の自立度は比較的高いです。
寝たきりの利用者も居ますが、通うのが前提なので、自宅で過ごせるくらいADLが高い利用者が殆どです。
なので、コミュニケーションをとることができ、会話するのが楽しいです。
手先が器用な利用者に折り紙を教え合ったり、カラオケをしたりと自由に過ごせます。

長期入居のユニットより工夫が必要

ショートステイでは工夫が必要
ショートステイ一緒に買い物

長期入居のユニットに比べて工夫が必要です。
長期入居よりも商売の色が強く、次回も利用してもらうためには色々な企画をしないといけません。
企画が好きな職員には楽しい環境だと思います。
その企画が新しい入居者を獲得する宣伝になるのですから。
少しでも楽しい企画を考えましょう。
例えば、毎年バスをチャーターして動物園、水族館、野球観戦に行っている等。
また、見学に来た家族がユニット内を見た時に、雰囲気が良いのも大切です。
入居者同士がフロアで楽しそうに会話したり、絵を書いたりしているのを見て、通うかどうか決める家族が多いです。

施設の経営を左右するショートステイ

施設は出来ればショートステイはやりたくないと思います。
長期入居の部屋は満室に出来たとしても、ショートステイの部屋は満室にするが大変です。
何故なら、組織として「総合力」が必要になってくるからです。
というのは、新規の顧客獲得し、既存の顧客を逃さない為のシステムが問われるので、システム化出来ない施設は空室を抱えることになります。

この空室が施設全体を赤字にします。
どれだけ長期入居を満室にしても、ショートが不振なら施設としては赤字です。

なので、長期入居のユニットより責任が思いです。
悪い噂が広まればショートステイを利用していただけない事になります。
居宅のケアマネはそんな話に敏感です。
自分が受け持つ利用者を悪い噂がある施設に通わせるわけにはいきません。
ショートステイで働くということは、その施設の売上を左右する場所で働くということになります。
基本的な介護技術は持っていて当たり前。更にその上の接遇、マナー、創意工夫が必要です。
長期入居の職員が暗い顔して仕事していても許されるのは、売上に殆ど関わらないからです。
ショートステイの職員は自分の施設を背負って立っていると思って頑張りましょう。

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