ユニットケアは崩壊する

介護ユニットケア

ユニットケアはもう崩壊すると思います。

理由は簡単で、職員を確保できないから。

そう、職員を確保できない現状でユニットケア云々言っているのが現在の特養施設。

そんな状態で、ユニットケアの考え方とか大切さとか、精神論だけで乗り切ろうとしている。

人が辞めていくのは「辞めていく人に問題があるから」と切り捨ててしまう。
ユニットケアは職員にとっても入居者にとっても何も良いことがない。どうして精神論だけで乗り切れると思ってしまうのか?

重度の認知症や要介護者はユニットケアによってより良い介護を受けられるはずだった

ユニット型にすることで、良い刺激を受けることができ、個別ケアを実践できる。重度の認知症には効果があると。しかし、
職員の確保ができない状態では、ユニットケアで手厚い介護を受けるなんて無理でしょう。


実際のユニットケアは個別ケアを実践できず、集団ケアとなってしまい、個人を詳細に把握することすら時間がなくて難しい。
職員が集まらないので実践しようもない。
なぜ、職員の確保をそんなに簡単なものと思ってしまったのか。
介護業界が人手不足にならないなんてどうして思えたんでしょうか?
ユニットケアを実現できないのに、ユニットケアをやろうとしている。酷い矛盾です。

今後ユニット型施設は減る

今後ユニット型施設は減ると思います。

なぜなら、ユニット型施設は利用料が高い!従来型に比べてかなり高い!
ユニット型ではお金を払うことが出来ないと、従来型に移る利用者も大勢います。

特養でなぜ高級路線の老人ホームを運営するのでしょうか?
低所得者や行き場のない老人を優先する施設がなぜ高級路線なのでしょう?
個室なんて必要なんですか?個室だったから刺激がなくなって更に認知が進行するんではないんでしょうか?

2005年には建設費用の一部を国が補助していましたが、廃止されました。

ユニット型は設備コストも高くつくものです。

都市部なんかは特に高くなります。

しかもユニット型を建設したとろこで、運営に失敗して赤字続きの事業者も沢山ある。

国に騙されてユニット型を導入したが、上手く行っていないのが現状です。

利用者からしたら、高いお金を払って受けられる介護は通常の流れ作業という事業者もある。

こんな状態で、更にユニット型を増やす意味があるでしょうか?

実際の現場はユニット型の理想なんて無視して仕事しています

理想で仕事は廻りません。

ユニット型なんですが、実際は従来の流れ作業を行っている施設が当たり前のようにあります。

食事の配膳も、現場で食事を分けることが入居者様に刺激を与えるとなっており、できれば入居者を一緒になって配膳を行うのが望ましいが、実際は入居者を配膳に関わらせることは絶対にしない。

そんな暇もないし、職員もいない。

ゆったり入居者に関わる時間が無いので、ユニットケアなんて実践する気も無くなる。

結果、入居者は作業の邪魔でしかなくなってしまう。

毎日大人しく座っていてくれればいいのだ。

ユニットケアを理解している施設や職員は少ない

自宅と同じ様な環境を提供しようとして始まったと思われるユニットケアだが、昔ながらの手法にこだわるベテラン介護員を筆頭にユニットケアを理解しているとは思えない。

  1. 従来の流れ作業のような介護を提供する事が当たり前のようになっている。
  2. 建物がユニットならユニットケアなのだと思っている施設さえある。
  3. 集団ケアしか知らない人は個別ケアで何をしたら良いのかさえ理解できなくなってしまっている。

集団ケアからの脱却。

個別ケアを実践するためにユニットという小集団にした。

「入居者と一緒に御飯を作って、食べて」等、職員が少ないのに無茶な要求をされているうちに、「無理だから従来の集団ケアをやるしかないじゃん」となってしまった。

ユニットケアは職員の人数次第

職員の数さえ揃っていれば、個別ケアを実践しやすい。

散歩に行ったり、入居者様がやりたいことを一緒にサポートさせてもらったり、認知症の症状を分析して接し方を工夫したり、一緒に料理を作ったり。

本当、理想です。

こんなゆったりした環境でケアできたらどんなに幸せでしょうか。

実際は職員の人数が不足していてこんな事をしている暇はありません。

なので、施設は如何に職員を集めて、辞めないような職場にするのか工夫しなくてはいけません。

職員が辞める=施設の質が低下するのです。

ユニット型施設は高コスト過ぎて、少ない職員でも廻せる施設が主流になる

今後は、職員の数が少なくても廻せる施設が増えると思います。コストの高い、ユニットケアの理念は捨てないと無理でしょう。

新規の介護職員は今後増えることはありません。介護の専門学校は生徒数が少なすぎて、介護科を閉鎖するところもあります。

学校の数も大幅に縮小されているようです。

介護を生業にしたいと思う人が減っている現状で、介護を辞めたいと思う人を量産しています。

無駄にユニット型施設を建設すれば自滅するしかありません。

赤字の施設なんて珍しくもない日が来るのです。

すると、少ない職員でも利益を出せる施設を作るしかないのです。

近い将来、技術革新により職員の数を大幅に減らせるようになると思っています。

もしくは、少人数のプロの介護員と大勢の単純作業員に分けるべきです。
例えば、外国人実習生を単純作業員として現場に入れ、日本人介護士は個別ケアを実践する。そうすれば、介護福祉士は日常業務に振り回されないですむ。
介護を看護師のように業務独占資格として、素人が関われない様にする必要もあると思います。
誰でも出来る仕事だから、給料が安いというのも介護に人が集まらない一因です。
なぜ、もっと早い段階で業務独占の分野にしなかったんでしょうか。
低賃金でも働く人は幾らでもいると思っていたのでしょうか。
介護は素人でも出来る仕事なのに、介護福祉士の資格を取ることに意味があるように思えません。

 

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